信濃の理系大学院生のブログ

平成8年生まれ、アスペルガー症候群の理系大学院生のブログです。

The 100 ハンドレッド

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The 100 (邦題: ハンドレッド)は、核戦争で汚染された地球から一部の人間が宇宙空間のコロニーに移住し、移住から100年後に地球に住めるかどうかを確認するために100人の若者の犯罪者を送り出すというSFドラマです。

現実の世界史で、オーストラリア大陸の植民地化の初期にイギリスの犯罪者を送り込んだのをモチーフにしていると思われます。主人公を初め、出演者の多くはオーストラリア国籍です。

しかし、降り立った地球にはグラウンダー(先住民)がすでに居住しており、グラウンダーとスカイクルー(コロニー住民)との戦闘が始まります。

 

物語の設定も凝っていると思います。

個人的に好きな設定は、スカイクルーは宇宙空間に住んでいたためグラウンダーよりも多くの量の宇宙放射線を浴びており、様々な病気や細菌に対する耐性が強いという設定です。

シーズン2では、地球にはマウンテンマンという地下に住む人々がいることが明らかになります。マウンテンマンはグラウンダーが恐れるほどの武器や技術を有しており、酸の霧を撒き散らしたり、銃器などでグラウンダーを圧倒していました。

しかし、マウンテンマンは地下の隔離施設に数世代住んでいたため、地上の環境にさらされると病原菌で死んでしまいます。

グラウンダーは病原菌に対して抗体ができており、スカイクルーは前述の通り様々な環境に適応できるようになっています。

シーズン2では、最終的にマウンテンマンが地上の空気にさらされて絶滅してしまいました。

 

次に個人的に好きなキャラクターを紹介します。

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一人目はベラミーブレイク。

物語の設定で、コロニー内では一人っ子政策が行われていて家庭に子供は一人しかいません。しかし、ベラミー家はルールを破って兄のベラミーと妹のオクタヴィアがいます。妹は家族の住む部屋の床下で育ち、他の人間に合わないように隠されながら育ちました。

ベラミーは正義感が強く、コロニー内のガード(軍人や警察のような職)になる予定でしたが、妹がいることがバレて清掃員になってしまいました。

犯罪者ではないですが、妹を守るため、また処刑された母親の敵を打つためにコロニーの指導グループのクーデター活動として地球に送られる犯罪者に紛れ込みました。

初めのうちは年長者で、高いカリスマ性があったことから反コロニーグループのリーダーでしたが、後にコロニーと地球の共存を考える主人公のクラークと和解。

その後は仲間のために奮闘する頼もしい存在になります。

コーカソイドの長身と広い肩幅、筋骨隆々な姿が非常にかっこいいです。

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2人目はマーカス・ケイン。

コロニーの指導グループの一員で、首長候補の一人でもあります。

初めのうちは狡猾で、自身の出世のためなら手段を選ばないような非道なキャラとして描かれていました。

シーズン1では主人公の母親アビゲイルを処刑しようともしていました。

しかし、きっかけは不明ですが後にキャラの性格が変わり、コロニーの人々を第一に考えるようになりました。

ガード出身で銃器の扱いに長けています。

また、グラウンダーの一部族のリーダーであるインドラともすぐに信頼しあえるほど仲を深めるなど高い社交性も身につけています。

 

最後に、雑言として市販されている近未来的なバックパックが登場したのが印象的でした。

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SOLID GRAY Mark2というバックパックが、電脳世界へ入るためのデバイスを持ち運ぶのに使われていました。